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トリプタン系製剤を市販薬で購入する方法なんてあるの?

トリプタン系製剤は現在日本では医師の処方が必要な医薬品となっている為、市販薬として購入することはできません。

トリプタン系製剤を市販薬で購入できないのはなぜか?

トリプタン系製剤は片頭痛に対して即効性の高い効果を発揮します。

 

一般的な片頭痛薬と比べて効果の高い医薬品であるトリプタン系製剤ですが、医師の処方が必要な理由はなんでしょう?

 

トリプタン系製剤は副作用が強いからでしょうか?

 

いいえ、トリプタン系製剤は用法・用量を守れば重篤な副作用がない極めて安全な薬です。

 

それではなぜトリプタン系製剤は市販薬とては購入できないのでしょうか?

 

それにはいくつか理由があります。

 

その理由の一つとして半減期の短さがあります。

 

半減期が2〜3時間と短いため乱用すると返って薬物乱用性頭痛を起こす恐れがあるのです。

 

複数回の使用による吐き気や首やのど、胸や肩への圧迫感、息苦しさと言った不快感がでる可能性もあります。

 

開き過ぎた血管を収縮させる作用がある薬なので心疾患がある方への投与は推奨されていません。

 

また、バファリンやロキソニンなどの一般的な常備薬で回復しない症状の片頭痛の場合、
病院で医師に診察してもらうことが重要です。

 

片頭痛は脳梗塞など、重篤な病の兆候を秘めているので安易に薬で痛みを緩和するのも問題とされています。

 

トリプタン系製剤は非常に高価な薬であると言うことも市販薬として購入できない理由の1つとなります。

 

トリプタン系製剤の薬価は1錠辺り平均するとおよそ1,000円となり、薬局や薬品メーカーの利益などを考慮した場合、通常の痛み止めの20倍以上の価格になります。

 

バファリンやロキソニンの薬価が1錠辺り6円〜20円だと考えるとトリプタン系製剤がいかに高価か分かると思います。

そもそもトリプタンってなに?

トリプタンは一般的に2種類あります。

 

医薬品としてのトリプタン(Triptans)と化学薬品としてのトリプタン(Triptane)です。

 

医薬品としてのトリプタン(Triptans)は片頭痛治療の成分で、摂取すると体内でトリプタミンとして吸収されます。

 

トリプタミンの種類としては神経伝達物質の一種であるセロトニンや睡眠を抑制するメラトニンなどが有名です。

 

化学薬品としてのトリプタン(Triptane)は有機化合物の一種で一般的には飛行機の燃料が異常発火しないようにする為のアンチノック剤として用いられます。

 

このサイトでは医薬品としてのトリプタンについて記述します。

トリプタンの特徴

トリプタンの特徴としてはロキソニンやバファリンなどの市販の頭痛薬では効果のない重い片頭痛に効果があります。

 

血管の攣縮(れんしゅく:血管が痙攣を起こして収縮すること)を解除し、痛みを伝える物質である前炎症性神経ペプチドを抑制します。

 

脳内の三叉神経が痛みを大脳へ伝える作用も抑制する為、片頭痛による脳の異常を正常な状態に戻す作用があります。

 

頭痛が起こっていから20分以内に服薬すると効果的です。

トリプタンの副作用

トリプタンは適量の服薬ではほとんど副作用はありません。
あえて副作用を挙げるとすれば薬の半減期が約2時間と短いため服用後の片頭痛の再発が挙げられます。
また、心臓に持病がある場合は逆に血管が攣縮(れんしゅく:血管が痙攣を起こして収縮すること)することありますが、トリプタンによる心臓への副作用はまれです。

トリプタンの適量

トリプタンは一回辺り50rの内服が適量です。
片頭痛に効果がない場合は追加して内服できますが、前回の内服から2時間以上時間をあけ、24時間以内の総内服量は200r以内にしてください。

 

50rで効果がなければ次の片頭痛発生時には一回の内服量を100rにできます。

トリプタン系製剤ってなに?

トリプタン系製剤とは片頭痛治療成分であるトリプタミン誘導体を主成分とした治療薬です。

 

現在日本で製造されているトリプタン系製剤は6種類あり、どの薬も医師の処方が必要になります。

 

市販での取扱はありません。

トリプタン系製剤の種類

トリプタン系製剤は下記の6種類が一般的に広く使われています。

 

商標(一般名称)
イミグラン錠50(スマトリプタンコハク酸塩)
イミグラン点鼻液20(スマトリプタン)
ゾーミッグ錠2.5mg・ゾーミッグRM錠2.5mg(ゾルミトリプタン)
レルパックス錠20mg(臭化水素酸エレトリプタン)
マクサルト錠10mg・マクサルトPDR錠10mg(安息香酸リザトリプタン)
アマージ錠2.5mg(ナラトリプタン塩酸塩)

 

上記の6種類以外では注射剤としてのイミグラン注3(コハク酸スマトリプタン3mg)皮下注射用、自宅で使える注射剤のキット(0.5ml)、医療機関用製剤(1ml)があります。
注射後約10分で全身に回り、半減期は1.5時間。追加投薬するには1時間空けなければなりません。ただし1日に使用して良いのは2回までです。

 

イミグラン注3(コハク酸スマトリプタン3mg)皮下注射用を初めて投与する場合、同様のトリプタン製剤を追加で投薬する場合は2時間以上空けてから投薬してください。
ただし、アマージ錠の場合は4時間以上空ける必要があります。
異なった成分のトリプタン製剤を投薬する場合は24時間間隔をあける必要があります。

トリプタン系製剤の剤形

トリプタン系製剤の剤形は錠剤(経口薬)、口腔錠(口の中で溶かして飲む錠剤)、点鼻液、注射の4種類になります。

トリプタン系製剤の作用と効果

トリプタン系製剤は脳にあるセロトニン受容体(脳の血管の収縮を司る部分)に働き、痛みの原因である脳の血管の拡張による三叉神経の圧迫を緩和し、痛みの原因物質である前炎症性神経ペプチドの放出を抑えます。
さらに三叉神経が大脳に伝える情報を遮断するので、片頭痛による吐き気や光過敏、音過敏などの症状を緩和する効果もあります。

 

トリプタン系製剤は突発的な片頭痛に対してバファリンやイブ、ロキソニンなどの一般的な市販薬よりも高い効果を期待できる頭痛薬です。

 

痛みの原因を取り除く効果があるので一般的に市販されている痛みを抑えるだけの頭痛薬(鎮痛剤)とは違い治療薬として使用できます。

 

ですが、脳の血管拡張の原因が別にあるような慢性的な頭痛対しては効果がありません。(頭痛再発の可能性)